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進学の基礎知識

芸術系統とは?

創作のテクニックや感性を磨く実技系学科が中心。表現領域は音楽・美術を柱に、デザイン、映像など多様化している。

●美術、音楽が主体だが、表現領域の多様化が進む

美術・デザイン関係

時代を鋭く反映した創作実現をめざす
 美術部門とデザイン部門に分かれる。前者は美術科、美術学科、後者はデザイン科、デザイン学科が代表的で、多くが専攻・コースに分かれて専門性を高めていく。絵画科、グラフィックデザイン学科など学ぶ内容を冠した学科名もある。

音楽関係

音楽に関する実技・理論、応用を学ぶ
 音楽学科が代表的で、学科内に作曲、指揮、ピアノ、弦楽、管・打楽などといった専攻・コースをおき、専門実技を主体とした教育を行う。学ぶ内容を学科名に冠した声楽科、作曲科などや、音楽に関連する分野をさまざまな角度から学ぶ音楽文化学科、音楽教育学科などもある。

その他

現代の多彩な芸術表現の理論と実践を追究
 芸術とは何かなど、あくまで人間の精神活動の一つである芸術活動の本質に学術的に迫っていく分野として、芸術学科や総合芸術学科、芸術計画学科などがある。最近は先端芸術表現科といった新しい分野の学科も登場してきた。芸術学科は実技を主体とした学科とは異なり、理論研究により芸術の本質を探究していく。
 また、特定の分野を対象とした学科として工芸科、演劇学科、写真学科、映像学科、映画学科、放送学科などがある。最近はアニメーション学科、キャラクター造形学科、メディア映像学科、映像表現学科、映像身体学科、イラスト学科、マンガ学科、ゲーム学科といった新しい分野の学科も登場。今後も、デジタル映像技術などの進展に対応した、メディアアート系の学科は増えるものとみられている。

美術と音楽が二本柱で実技中心の教育を展開

 美術と音楽がメインで、これに社会的ニーズに支えられたデザイン・工芸分野、ニューメディアの旗手として活発な活動をみせる情報・映像の分野が加わる。
 この系統の特色は理論よりも実技を主体とした教育だが、例えば、絵画や彫刻などの純粋芸術、最新のデジタル技術を媒体とした表現芸術(映画、放送)など、その対象領域は実に広い。

就職先●多様な業種に進出芸術家をめざす人も

 最も就職に縁遠い分野と思われがちだが、センスや創造力などは各方面の評価が高く、幅広い業種に就職。画家や演奏家をめざして大学院でさらに技量を磨く者も少なくない。

進学の基礎知識

進学の基礎知識

学部・学科選びのポイントや入試の仕組み、出願の仕方など、進学に欠かせない基礎知識をご紹介!

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