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進学の基礎知識

社会科学系統とは?

法律、政治、経済、経営など、人間の社会生活に欠かせないすべての社会現象を対象に研究を進める。実学色が強いのが特色だ。

●現代社会の多様化に対応し、さまざまな学科が誕生

法学・政治学関係

法と政治の視点で現代社会の仕組みを探る
 法律学科、法学科と、政治学科が中心だが、最近は国内外の社会的環境の変化に対応してさまざまな学科が誕生している。
 国際的な法律問題を対象とした国際関係法学科、ビジネスや社会生活に関連した法律問題を対象とした経営法学科、企業法学科、ビジネス法学科、また、政治学関連では、国際行政の分野で活躍できる人材を養成する国際政治学科などが設置されている。
 このほか、法学や政治学の立場からアプローチし、さまざまな社会問題の解決方法を打ち出す法政策学科、地方行政や地方自治に焦点をあてた地域行政学科や自治行政学科なども地方の時代に対応して登場した。いずれの学科も幅広い視野やリーガルマインドを身につけた人材の養成を目的としており、法曹界へ進む道も開かれている。

経済学・経営学関係

経済の動きを分析し、現代社会に応用
 中心は、現代の経済を理論的に分析する経済学科、現代経済学科、国際経済学科などである。このほか、経済の理論を基に流通の仕組みを学ぶ商学科や流通学科、マーケティング学科、会計や金融を対象とした会計学科、会計ファイナンス学科、近代経営を実践的に学ぶ経営学科、産業経営学科、現代ビジネス学科、国際経営学科、経営情報学科なども、経済・経営系の中心的な学科といえる。これらの学科は、経済や産業の実態を理論と実際の両面から探るという特色を持っている。就職では最もつぶしが利く学科群といわれ、民間企業をはじめ幅広い分野に就職している。
 現代の経済、産業分野の変動は急激で、それに伴って学問分野の専門化、細分化も進んでいる。そのため、新しい分野に対応した学科も相次いで誕生している。

社会学・福祉関係

社会の構造と働き、福祉のあり方を追究
 中心となるのは、社会学科と社会福祉学科である。社会学科や現代社会学科が社会の仕組みを総合的、学際的に学ぶのに対して、社会福祉学科は福祉社会の実現をめざす専門家の育成を目標に、実学的な内容を学ぶ。最近は、福祉系の学科の細分化、多様化が進み、人間福祉学科、福祉計画学科、福祉社会学科、コミュニティ福祉学科などが登場している。
 心の福祉に焦点をあてた福祉心理学科、医療と福祉を統合し保健と医療に関する科目も学ぶ医療福祉学科、人間の健康と福祉に関する教育・研究を行う健康福祉学科、適切な相談、援助活動を行う専門家を育てる臨床福祉学科なども誕生した。

国際関係学関係

現実社会の動向を国際的な視野からとらえる
 中心となるのは国際関係学科だ。世界をとらえるグローバルな視点とエリア・スタディによって地域の事象を多角的に分析し、政治、経済、社会、文化、法律、歴史など多様な分野を融合して総合的な視野を育んでいく。
 このほか、国際学科、国際社会学科、国際交流学科、国際総合政策学科などがおかれている。

政策科学関係

現実問題の総合的把握で解決の方法を探る
 社会科学全般を学んで、問題解決に向けた具体的な政策を立案、実行できる能力を育む総合政策学科をはじめ、政策学科、政策科学科、公共政策学科、コミュニティ政策学科、観光政策学科などさまざまな学科が設置されている。
 このほか、地域政策学科、地域創造学科、地域づくり学科など、地域づくりの政策課題に取り組む学科も相次いで設置されている。

その他

多様化する現代社会を学際的方法で解明
 社会科学系統で学際的フィールドを扱うのが社会情報学科、情報社会学科などで、社会科学と情報学の理論を統合させた教育を行っている。
 このほか、社会システム学科や、政治経済学科、国際政治経済学科、社会環境学科などもおかれている。

実学を中心に、多角的に問題解決の手法を探る

 社会科学系統とは?

 社会科学は、社会現象すべてを研究対象とする学問で、人文科学と比較すると実学色が濃い。
 法学部は、法曹界、財界、経済界などに幅広く人材を輩出しており、リーガルマインド(ものごとを法律的にとらえようとする精神)を身につけ法的解決にあたることのできる人材の育成にウエートをおいた教育を行っている。経済学部では、主に産業界で望まれる能力、知識、技術を持った人材育成のための教育が展開され、経営学部では、社会の国際化や情報化の進展に対応して、企業の経営管理能力を育む教育を実施。このほか、国際間の政治や経済状況の研究を行う国際政治経済学部、情報化に対応した内容を重視している経営情報学部情報学部経済情報学部などがある。
 また、現代社会の多様な側面を考察する学部として社会学部現代社会学部などがあり、社会福祉学部は高齢化社会を迎えるわが国でますます重要性が高まっている。最近は、さまざまな政策を立案、実行する能力を養成する総合政策学部が誕生するなど、政策を冠した学部が増加傾向にある。国際間の交流や協力の理論と実践を学ぶ国際関係学部国際学部などもおかれている。

就職先●職業に直結する専門知識が買われ、業界に太いパイプ

 サラリーマン養成学部と呼ばれるほど就職に強い。学ぶ内容がそのまま仕事に直結することから、金融、流通、メーカーなど幅広い分野に就職している。司法職や公認会計士、社会福祉士など国家資格に結びついているのも特徴だ。

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