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【先輩に聞くノート術】
世界史編

【先輩に聞くノート術】世界史編

受験生の皆さん、こんにちは! 今日も勉強お疲れさまです。
早速ですが皆さん、暗記科目の勉強はどうやっていますか?
単語帳や一問一答などの参考書を使う、参考書に緑のマーカーで線を引いて赤シートで隠す、ひたすら問題を解く……。どれもよいと思いますし、自分に合った方法で覚えられていればいいのですが、いまだ暗記科目の勉強方法が迷子だよ〜という方に、私のノート作り体験談を含め、おすすめの勉強方法を紹介したいと思います。

暗記はまず、大きな視野でざっくり把握してから細かいところを覚えよう!

私がおすすめする勉強方法は、まず大まかに全てを把握してから、細かい部分を覚えていくという、名付けて「2段階術」です。2段階術をおすすめする理由は、2つあります。

1つは、1段階目で教科を俯瞰的に把握することで、勉強のペース配分ができることです。難しく思うかもしれませんが、ゴールを知らないでマラソンするのと、ゴールを知ってマラソンするのを思い浮かべてみてください。ゴールが分からないと、どこまでをどのくらいのペースで走ったらいいか分かりません。対して、ゴールが見えていればペース配分ができますよね。勉強でも同じです。細かいところから始めてしまうと全体の勉強量のバランスが悪くなってしまうんです。

2つ目の理由は、その時自分が勉強している部分以外の復習になることです。1段回目でやった部分との横のつながりを感じながら、2段階目の細かい暗記作業をすることで、その時自分がやっている単元以外の復習にもなるというわけです。

「2段階術」は社会科でも理科でも有効ですが、単元のひとつひとつの内容が連続的である社会科目において、特に有効だと思います。ことに歴史科目においては、横のつながりを問う問題は頻出ですからね。

さて、この「2段階術」ですが、1段階目はノートを作り、2段階目は一問一答などの参考書を利用することで行います。そこで、大きな鍵となるのがノートの作りの仕方です。
私のノートを実例として挙げながら説明していきます!

「2段階術」のための私の世界史ノート

私が受験生時代に使っていた、世界史のノートはこちらです。
世界史のノート

相当使い込んでいたようで、汚れて見えづらくてすみません。
裏面はこんな感じです。
世界史のノート

ここで注目してほしいポイントは
①ルーズリーフを使っていること
②地域を分けることで見開き1ページに地球全体が見えるようになっていること
③時間軸を統一していること
④細かく書きすぎないこと
⑤言葉にしにくいところは資料集などをコピーし裏に貼っていること
⑥色を使いすぎないこと

この6点です。①は単に、書き直したり物を貼ったりするのに便利だからで、②と③はとにかく全体図の把握に努めるためです。ノート右横の付せんを見ていただくとわかるように、全部で見開き4ページくらいになっています。④は「これで細かくないの!?」と思われるかもしれませんが、これでも国の名前と国家元首、戦いの名前くらいしか書いていません。文化史等は相当重要でない限り最初は省きましょう。細かく書きすぎると確実に挫折します。ちなみに、このノートに関しては、基本的に教科書と資料集を片手に書きました。⑥については、数色ならよいですが使いすぎると逆に見づらくなるため、そして、ノートを「綺麗に作ること」に集中しないようにするためです。たまに、ノートをものすごく装飾してしまう人がいるのですが、大体は書くことに気を取られて内容を覚えていませんので、注意してください。

ちなみに、苦手な分野はこのように、別で抜き出してまとめるのがおすすめですよ。
世界史のノート

図で覚える参考書が売られていることからも分かるように、特に国の分裂が激しい世界史は、視覚的に整理することはかなり有効な勉強法です。
ノートを作って全体をなんとなく掴んだ後は、2段階目の細かな暗記です。
こちらは自分がやりやすい参考書を使ってひたすら回数をこなしましょう。

おわりに

今回の「ノートの作り方」いかがでしたでしょうか。
ノート作りなんてめんどくさい!と思うかもしれませんが、1つ作っておくと、模試で間違えたときに見直したり、忘れていたことを後から書き込んだりできて重宝します。
ぜひ、ノートの作り方含め、私の「2段階術」、試してみてくださいね!

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