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【先輩に聞くノート術】
メモの取り方編

【先輩に聞くノート術】メモの取り方編

問題集を解いた後、自分に問いかけてみてください。「この問題演習を通じて自分は何を学びましたか?」 答えられなかったら問題演習をした意味がありませんよね。なぜなら、学んだことが何もない実りのない問題演習だったということですから。そこで今回は、問題演習用のノートに使える、もしくは授業用のノートにも生かせるコツを教えられたらと思います。

問題演習で何を学んだのかが重要

問題演習は自分の理解を深める、自分の知識を確かめる、自分がどこを覚えられていなくてどこを覚えるべきなのかを確認する作業です。問題演習はテストではないので、正解が多ければいいとかそういう話ではありません。自分のこれからの勉強で、どこに焦点を当てる必要があるのかを確かめるためのものなのです。

したがって、冒頭の質問に答えられなかった人は、問題演習を通じて何も得たものがないといえます。せっかく数十分もの時間を割いて解いたのに、実りがないとしたら悲しすぎませんか? せっかく問題演習をしたなら、その問題演習をフルに生かしましょう!! 何がわからなくて、何が原因で問題が解けなくて、何を覚えていなかったのか、これをはっきりさせましょう。

右にメモを書けるスペースを空けておこう

では実際に、どういう風にノートを使用するのがいいかと言うと、「右側にスペースを」です。普通のキャンパスノートの右側8センチ分くらいに、定規で縦にまっすぐ線を引いてください。そしてその線より左側には普通にいつもどおり問題を解いてください。空白の右側には自分が気づいたこと・学んだことを書いてください。そうすれば、この問題を通じて自分が思ったこと・勉強したことが、右側のスペースを見ただけでいつでもはっきりわかります。

しかも、問題を解くたびにこれをすると、さらに自身の課題への理解が増します。どうして間違えたのだろうと考えないと、右側にポイントを書けませんよね。そうすると自分の現状にシビアに向き合えます。こうすると、先ほどの質問にも答えられますよね。「この問題演習を通じて、自分は形容詞とそれに合った前置詞を覚えていないとわかったから今後の学習で覚えていきたい」と答えられたら完璧です。これで自分の弱みがわかり、そして今後その弱みをどう潰していくか明確になりました。

こうしたことは頭の中で思うだけでもいいのですが、せっかくの気づきや決意も問題演習をたくさんしていくほどどんどん忘れていってしまうので、書いておくことはたいへん有益です。

「因数分解の時にこのパターンがダメならこのパターンも試す」とか、ワンポイントも書いておきましょう。そうすれば、模試前にもそれを見返すようにすれば、自分がどういうところに気をつけるべきかも一目瞭然です。

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